海外提携校交流プログラム from Australia ①~⑦

2014年07月27日

2014年7月27日 (日)

このプログラムは希望者を対象とした語学研修です。今年は7月26日~8月9日のの2週間、オーストラリアの提携校 St. Peter’s Anglican College で、ホームステイをしながら勉強します。その様子をHPでお伝えします。

オーストラリア1日目

朝シドニー空港に到着後、その足でシドニー市内観光へ。有名なオペラハウスやきれいな風景に目を奪われました。
昼食はダーリング・ハーバーにある解放的なレストランでフィッシュ&チップスをいただきました。食べきれないほどの量に、生徒達は海外にいることを実感したようです。
午後には再び空港に戻り、いよいよモルーヤへ。プロペラ機でのフライトを楽しみました。モルーヤに到着するとホストファミリー達が温かく迎えてくれ、出発よりずっと緊張していた生徒達の顔にも笑顔が溢れました。
明日よりセントピーターズ・アングリカンカレッジにて学校体験が始まります。

オーストラリア2日目

本日より、楽しみにしていた現地校での生活が始まりました。
朝ホストファミリーと登校後、まずは校長先生の案内で校内見学をしました。広大な敷地や豊かな自然、きれいな施設に驚くばかりでした。
2時間目からはアスレチックカーニバルに参加。ホストと共にサッカーをしたりお話をしたり、リレーの応援をしたりと各々が好きなように過ごし、ホストや現地生徒との仲を深めました。
午後は小学生の日本語の授業に参加し、現地生徒におりがみを教えました。1枚の紙が様々な形に変わっていく様子に現地生徒は興味津々。本校生徒も交流を楽しんでおり、また遊ぶ約束も交わしていました。
現地校では私たちを見かけると、どの生徒たちも元気に話しかけてくれます。日本語を話す生徒も多く、生徒たちは終始笑顔で1日を過ごしました。

オーストラリア3日目

今日は私たちの歓迎会として全校集会が行われました。日本語の先生による日本や芦屋学園についてのプレゼンテーションのあと、私たちも1人ずつ英語で自己紹介をしました。とても緊張しましたが、温かい拍手をもらい、生徒たちは大勢の人の前で英語を話すことに自信がもてたようです。
2時間目からは進学や就職について考えるための合同説明会に行きました。自分の将来について真剣に考える現地生徒の姿に、本校生徒も感じるものがあったようです。

学校に帰ってからは高校生の英語の授業に参加しました。まるで大学のような授業の内容に驚くとともに、生徒達の意識の高さに感心しました。
午後は中学生の日本語の授業へ。グループで自己紹介をし合った後、日本についての話をしました。その途中、驚くことに保護者がマグロを持って登場し、全員にお刺身を振る舞ってくれました。思いもよらない展開に笑いが絶えず、忘れられない授業となりました。マグロは新鮮でとても美味しかったです。
明日はバスで首都キャンベラへ向かいます。

オーストラリア4日目

今日はフランスからの留学生マックス君も仲間に加わり、首都キャンベラへと向かいました。片道2時間のドライブはオーストラリアの人にとっては全く苦にならないそうで驚きました。また、一般道の制限速度は80〜100kmととても速く、山道ではまるでアトラクションに乗っているようなスリルが味わえます。

見学後はショッピングセンターにて昼食を取り、買い物を楽しみました。生徒たちは食べ物を注文するのにも一苦労。自分の英語が通じたか不安を隠せませんでしたが、注文通りの品が出てくると、とっても嬉しそうな笑みを浮かべていました。小銭の使い方が分からない時は店員さんの助けが必要ですが、その会話も生徒たちにとっては楽しい時間のようです。
明日は学校に戻り、再び授業体験を行います。

オーストラリア5日目

今日は1,2時間目にアボリジニーの文化を、音楽を通して学びました。自然のもので出来た楽器から様々な音が鳴り響き、会場は独特な雰囲気に包まれました。動物の鳴き声を楽器で表現する場面では、何の動物か分かった生徒たちが一斉に手をあげ、その意欲に驚かされました。間違いを恐れないこと、自分をアピールすることに長けた生徒たちの姿に、本校生も感銘を受けていました。

3,4時間目は生徒たちが楽しみにしていた調理実習。ミートパイとココナッツビスケットを作りました。英語での説明を理解するのは 大変でしたが、現地生徒と協力して作った料理の味は忘れられないものになったと思います。日本の家族に作ってあげたいと意気込む生徒もいました。

午後はスポーツの授業へ。スポーツをしている時は言葉や文化の違いを気にせず、生徒たちものびのびと過ごしています。サッカーが得意な生徒は休み時間になると引っ張りだこ。学年や性別関係なく交流している様子が印象的です。

オーストラリア6日目

今日は牧場で午前中を過ごしました。道中では野生のカンガルーがあちらこちらにおり、生徒たちは怖がりながらも近づいて写真を撮り、喜んでいました。牧場ではまず、私たちを迎えてくれたロバに餌をあげましたが、生徒たちは怖かったのか腰がひけていました。様々な動物に出会え、とても身近に感じるのが、この土地の魅力の一つです。

次に行ったのはゴルフ。初めてゴルフをする生徒が多くなかなか進みませんでしたが、応援し合いながらゲームを終えることができました。空振りが続きましたが、いいショットが打てたときはとても良い顔をしていました。その後乗馬体験へ。強風の為ガイドの方と一緒にツアーを行いました。途中カンガルーの群れのなかを通るなど、とてもスリルあるものでした。

午後は学校へ戻り小学生のクラスへ。先生のリクエストで折り紙を教えました。ピアノとかぶとを習った生徒たちは大喜び。帰りのスクールバスの中でも頭にかぶとをのせた生徒を目にし、とても嬉しく思いました。

一度帰宅した後は再び学校へ。なんと学校でディスコパーティーが開かれました。生徒や先生全員が思い思いにダンスを楽しんでおり、本校生は驚いていました。終始踊りを楽しんだ生徒もおり、海外ならではの体験ができたと思います。
こちらでは毎日天気がよく、とても気持ちよく過ごすことができています。週末は各自ホストファミリーとの時間を楽しみます。

オーストラリア9日目

今日は最低気温が2度、最高気温が25度ととても寒暖の差が激しく、体調管理が難しい1日でしたが、私たちは午前中に動物園、午後には幼稚園を訪れ、楽しい時間を過ごしました。
動物園では今までで一番カンガルーに近づくことができました。餌をあげ、一緒に写真を撮ることができ、生徒たちはとても満足していましたが、いつ蹴られるかもしれないとビクビクしていました。他にも”Hello”と声をかけてくれるオウムやアルパカなどとても愛らしい動物がたくさんいましたが、なかでも人気だったのがウォンバット。仕草や動きがとても可愛く、触ることが出来た生徒たちは全員大喜びでした。

一方ヘビを首にかけてもらえる場面では、ほとんどの生徒が怖がり挑戦できませんでした。ずしりと重く、固い皮の感触は今でも忘れられません。オーストラリアにきて初めて出会えたコアラはとてもわがまま。800種類もあるユーカリのなかで22種類しか食べないそうです。触ることはできませんでしたが、この国ならではの動物に会え、とても満足しました。

午後に訪れた幼稚園では凧作りをしました。日本の「こどもの日」について勉強している現地の子供たちを見て、とても嬉しかったです。小さな子供が話す英語を理解するのは一苦労。それでも人懐こく、可愛い子供たちとの交流を楽しみました。この土地の景色はどれも素敵ですが、なかでも私たちを毎日楽しませてくれるのが星空。降ってきそうな星に心が癒されます。この景色、現地の人々との時間もあと数日。少しでも多くの思い出を作ろうと、本校生も意気込んでいます。