運動部員・指導者対象「頭部外傷」講演会を実施しました

2024年12月9日

12月3日(火)に、東邦大学医療センター 大橋病院 脳神経外科の中山 晴雄医師をお招きして、「頭部外傷」の講演会を実施しました。中山先生は明治大学アメフト部をはじめ、さまざまな大学やチームのチームドクターとして関わっておられる方で、スポーツにおける頭部外傷を専門とされています。また、今回は高校大学連携での実施となり、高校だけでなく大学の学生や指導者も参加してくださいました。高校生は期末考査期間中ということもあり、一部の部活のみの参加となりましたが、部員・指導者ともに有意義な時間となりました。
講演では脳震盪とはどういった状態なのか、実際に脳震盪が起こった場合にどのように対応し、その後競技に復帰するまでに必要な対応についてお話をしていただきました。指導者からは「自身の理解が深まることで、脳震盪が起きたときにしなければいけない行動や声掛けがより明確になった」、生徒からは「頭部外傷については以前から調べていたが、脳震盪の期間や、何度も起こってしまうことだということ、回数を重ねるごとに危険度が上がっていくということなど調べきれなかった部分を知ることができた。今後に活かしたい。」などの声があがりました。
今後も、高大連携での講演会の実施など、安全・安心にスポーツを行うために、栄養やメンタルトレーニングなどについても学習できる機会を作っていきたいと考えています。